午前の講義は乙女文楽吉田光華師匠による、乙女文楽入門の講義(実演)でした。
三人の男性が一体の人形を遣う「文楽」とは異なり「乙女文楽」は女性が一人で人形を操ります。
人形の首(かしら)は遣い手の頭と、足は遣い手の膝で結ばれ、それが連動する仕組みになっています。
「乙女文楽」は昭和初期に大阪で誕生、庶民の娯楽の一つとして楽しまれていましたが、戦争でやむなく解散平成4年に55年ぶりに復活しました。
【光華の会通信 20号 2019年版より】
吉田光華師匠から「乙女文楽」との出会い、仲間との確執、五代目桂文枝師匠からの呼びかけ、さらに賛助出演のお話、そして海外公演・椎名林檎さんとのコラボなど、紆余曲折を経ても前向きな生き方をしているお話しをうかがうことができました。
幸い後継者に吉田光寄さんを得てこれからのますますのご活躍が楽しみです。
午後の講座は大正琴入門、琴伝流師匠上田多津子講師が率いる9人によるアンサンブル演奏でした。
大正琴の歴史の話を少し聞いた後、皆さんの演奏により「ジブリ」「(北島三郎の)まつり」の演奏を聴きました。
演奏の後は、実際に講座生が楽器に直接触れて、楽譜の見方を教わり、演奏にも挑戦しました。
同じくらいの年代のアンサンブルのメンバーと和気あいあいのひと時を過ごすことができました。
日本の伝統芸能に触れる、午前・午後の講座でした。後継者不足や、高齢化の問題もありますが、ぜひとも末永く継承していってもらいたいものです。
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