「大鳥大社 新嘗祭について」

<午前  新嘗祭にみる日本人の心>

大鳥大社 権禰宜 万力 講師

『新嘗祭(にいなめまつり/しんじょうさい)』とは、毎年1123日に天皇が宮中にて、その年の新穀を天神地祈に供え、感謝の奉告を行い、自らも新穀を食すという古来からの神事のこと。同日には全国の神社でも行われる。また、祝祭日の一つ「勤労感謝の日」。

 

大鳥大社は大鳥連が祖神を祀ったのが始まりだと考えられている。日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りする神社で和泉の国一宮として全国にその名が知れ渡っています。

 

大鳥大社(おおとりたいしゃ)は、大阪府堺市西区鳳北町にある神社。和泉国大鳥郡の式内社(名神大社)で、和泉国一宮。正式には大鳥神社である。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の神社。全国の大鳥神社および大鳥信仰の総本社とされる。

 

当社は延長5年(西暦927年)に完成した延喜式神名帳所載の、霊験特に著しいと言われる名神大社であり、和泉国の一ノ宮であります。


「古墳時代と百舌鳥・古市古墳群」

<午後 仁徳陵造営の堺>

講師 桃山大学非常勤講師 檜本多加三(ひのもと たかぞう) 先生

古墳時代とは、 250年頃から600年頃のヤマト政権(350年間)は、①鉄や神獣鏡②葬送儀礼(前方後円墳を軸に)2点をコントロールして各地を掌握し、この期をほぼ古墳時代と呼んできた。

ユネスコは201976日、「百舌鳥・古市古墳群」を世界文化遺産として登録することを決定した。

 

講義では

    日本語が醸成された。

大仙陵古墳全長約840㍍の築造は1516年かかることで、各地から1万から2万の人々の方言が何十年の間集まることにより、お互いの言葉が通じるようになった。

➡日本が常套語として訓読みを使い。庶民による日本語が醸成された。

 

    卑弥呼の墓は箸墓古墳が有力となってきた。

箸墓古墳は、奈良盆地東南部、三輪山を間近に望む桜井市箸中にある。全長約280㍍の墳丘規模を誇る前方後円墳である。内部構造や副葬品などは全く不明だが、古墳編年の上で最古段階に位置づけられ、古墳時代の始まりを示す記念碑的な存在として重要視されてきた。

 

名実ともに列島で最初に築かれた巨大前方後円墳であり、その圧倒的な大きさは王陵と呼ぶにふさわしい。